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2007年5月21日 (月)

そばを湯で掻く文字どおり。

カイモチ、
カッケ、
カッコ、
カッソマ、
ケェモチ、
ソバネッケ、
ソバネリクリ、
タテコ、、、、、

さて、この羅列はなんなのだろう。

1、そば屋で使う道具の名前。
2、インカの王様の名前。
3、そばがきの地方名。
4、栽培されているそばの品種。

はい、もうお分かりですね。

インカの王様は、侵入してきたわずかな数のスペイン人によって、
完全に滅ぼされてしまった、、、
ということとは、関係のない、
3番のそばがきの地方名のこと。

昔は、山村などでは、そばといえば、
そばがきにして食べるのが当たり前だったのだね。
手間のかかるそば切りにするのは、
祝いのあるハレの日だけだったそうだ。

だから、東北地方から九州地方まで、
広い範囲で、さまざまな呼び名が残っていたそうだ。

カッケ、カッコ、カッソマ、なんていうのは、
椀に入れたそば粉に熱湯を注ぎ、
一生懸命掻き回している感じがしてくる。
なんだか、すごく力が入っているような。

ソバネリクリなんていうのも、なんとなく、
そばを練り繰りしている様子が浮かぶ。
きっと、もっと、いろいろな呼び名があったのだろうね。

それにひきかえ、「そばがき」なんて呼び名は、
即物的で芸のないもの。
何か、もう少しひねりの聞いた名前はないものだろうか。

最近は、加水量を増やして、ふわっと仕上げるところが多いから、
「お多福」とか「ラッコのほっぺ」とか。
いえいえ、一度定着した名前は、
変えるのはむずかしいだろうなあ。

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