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2007年5月22日 (火)

牛に引かれて善光寺

新潟から来られたご夫婦づれのお客さま。

「善光寺にお参りですか。」
と聞くと、旦那さんはこう答える。
「いや、別にお寺には、興味がないんだ。
 でも、こっちが(奥さんのほうを指して)
 行きたいって言うものだからね。
 まあ、『牛に引かれて善光寺参り』さ。」

奥さんは隣で、怒っている。
「ええ、どうせそうですよ。
 私は牛ですよ。」

このことわざ、使う時にはご注意を。

でも、奥さん、
牛は、観音様の化身だったのだから、
そんなにお怒りにならなくても、、、。

  春風や牛に引かれて善光寺

なんていうのは、一茶の句。
この話は、全国的に知られていて、
各地に似たような話が伝わっているという。

でも、たまにこんなことを言うお客さまも居る。
「牛に引かれて善光寺って言うから、
 牛車がたくさんあって、
 それに乗ってお参りに行けるのだと思っていたのに。」

ハハハ、それも面白いかもしれない。
「牛に引かれて善光寺」の話を、
ご存じでない方はぜひこちらを。
http://www.nagano-cvb.or.jp/kanko/taiken/his/04.html

今では、
「思いがけないことで、偶然、良いものに出会えること」
のたとえとして、使われたりしているのだね。

皆さんは、こうして牛が縁で善光寺にやってきて、
そして、偶然に、こんな路地裏のそば屋に迷い込んでこられるのだ。

そう、
私も牛に感謝しなければ。



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コメント

「牛に引かれて善光寺詣り」って昔から聞いていたのですが、意味を知りませんでした。ひとつ利口になりました。
私も、路地裏を歩いている時に偶然、かんだたという蕎麦屋を見つけたのでした。表の大通りはすっかり変わってしまいましたが、いっぽん道を横に入ると、昔ながらの風景が残っていて嬉しいです。そこに蔵の蕎麦屋があるなんて、ステキですよねえ。

投稿: 所沢太郎 | 2007年5月23日 (水) 00時42分

所沢太郎 さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
この話、地元長野の方でも、ご存じない方が多いようです。けっこう有名な話なのですが。
善光寺には、まだまだ、たくさんの言い伝えがあるようですね。そんな、歴史や伝説に育まれた長野の街で、店をやらせて頂いて、幸せなことだと思っています。

投稿: かんだた | 2007年5月24日 (木) 07時23分

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