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2007年5月15日 (火)

千五百年以上前の人々の仕事

ペルーのナスカへ行ってきた。

ナスカと言えば、巨大な地上絵で有名。
広大な砂漠地帯に、ハチドリ、サル、
クモ、キツネ、コンドルなどの絵が描かれているのだ。
飛行機に乗って、上から見て、
初めてその姿が分かるという大きさなのに、
今から千五百年以上前の人たちが、
どうやってその絵を描いたのだろうか。
とにかく、その大きさときたら、、、

あれ、何かおかしいな。
あっ、ごめんなさい。
信濃美術館で開かれている「ナスカ展」を見にいったのだ。
見事なバーチャル映像を見せられて、
なんだか実際に行ったような気になってしまった。

砂漠といっても、こぶし大の岩がゴロゴロしている場所。
その岩をどけて、下の砂の層を見せるようにして、
あの地上絵が描かれた。
何のために作られたのかはよく分からないが、
少なくとも、宇宙人が作ったのではないらしい。
当時のナスカの人たちは、高い文明を持っていたのだ。

遺跡から発見された、
さまざまな模様の焼き物は、
当時の暮らしの様子がうかがわれて面白い。
特に、織物などは、かなりの技術を持っていたようだ。

そこに描かれている人物や動物は、
何ともユーモラスで、見ていて楽しい。
こういうものを残すというのは、
きっと豊かな精神世界があったからに違いない。
厳しい暮らしなりに、
生きる歓び、想像する感動というものを持っていたのだね。

さて、便利になった今の時代。
私達は、こういう素朴な感動というものをもっているだろうか。
そういうものさえ、誰かに作ってもらったり、
与えられるだけで、満足していないだろうか、、、。

なんてことは、素朴なそばでも食べながら考えることにしよう。

って、結局、そこに落ち着くのかい。

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コメント

 ナスカに行ったんだ。    
 私は、エジプトに行ってきたよ。
 それは、とても美しい青で、アンケセナーメンが夫の棺に手向けた矢車菊の藍に匹敵するかのような、蒼いマスク。
 ん・・・・この色に関する表現・・・・・???
 ともあれ、吉村作治発掘nn十年、大発見!蒼いミイラマスク!
展を観てきました。
 骨壷ならぬ魂壷、なのかな?人のそれぞれの機能を象徴する鳥や獣の頭部を模った蓋をもつ臓物いれ?
 やっぱ魂壷と呼ぼう。欲しい。どうでしょう?

投稿: nao | 2007年5月16日 (水) 20時43分

実社会が便利すぎない方が、想像力 創造力も活発になって、豊かな精神世界が啓けるのかもしれません。最近そんなことばかり、質朴な蕎麦をすすりながら 考えています。。

投稿: たく | 2007年5月16日 (水) 22時45分

nao さん、こんにちは。
エジプトのミイラマスクとは、興味ぶかいですね。
単なる装飾ではなく、当時の人の思いが込められている気がします。
たまには、このようにナスカやエジプトに行ってみるのも、いや、そういう展覧会へ行ってみるのも、いろいろと考えさせられて、おもしろいですね。

投稿: かんだた | 2007年5月17日 (木) 07時39分

たく さん、こんにちは。
そばには、哲学的会話がよく似合う、、、、なんて。
物質的に恵まれた現代は、何でも進んでいると思われるけれど、実は、それほどでもないかも。
たまに、こういう展覧会へ行ってみると、刺激になります。

投稿: かんだた | 2007年5月17日 (木) 07時46分

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