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2007年4月 7日 (土)

「花のようブーケ」で「枯れ葉のようなアロマ」のするそば。

ワインのソムリエというのは、その感性もそうだが、豊かな表現力が求められるようだ。
もともと、味とか香りというのは、言葉で言い表すのが難しいものだ。
それを彼らは、「青臭いピーマンの匂い」「熟成したパイナップルの匂い」「菩提寺の花の匂い」と言い当てる。
そして全体の印象として「ぬれた子犬の香り」「雨上がりの森の匂い」等と表現する。

ふう〜ん。
「セクシーでねっとりとした、ルノワールの描く裸婦を思わせる、豊満で開放的な香り」
なるほど。
でも、私には、「ブドウの香り」がするとしか言えないのだけれど。

さて、「そばの香り」もそうだ。
これも、いろいろな種類がある。
そばを食べて、「そばの香りがする。」というのは、ワインを飲んで、「ブドウの香りがする。」と言うのと同じぐらい乱暴な表現のような気がする。

とはいっても、そばの香り、匂いは分かりにくい。

だから、はっきりとした「昇り香」の強いそばに出会うと、それがそばの匂いだと思われてしまうのだね。

実は、口に含んだ時に広がっていく香りがある。
これを私は勝手に「含み香」と呼んでいるけれど、これはまた、違った匂い。
これに気付くと、そばを食べるのが楽しくなる。

最初に鼻につんと来るのが、「昇り香」こと、「下町娘」。
華やかで目立つが、かしましい。
口に含んだ時に現れるのが、「含み香」こと、「山の手のお嬢さん」。
物静かだが、しっかりとしている。
さて、この「下町娘」と「山の手のお嬢さん」が合わさって、独特の香りのハーレムが出来上がるわけだ。

これについて、以前にメールマガジンで書いたのでこちらをご参考に。

だから、そばも「そばの香り」と一言でくくってしまうのではなく、ソムリエのような、豊かな表現ができないものかと思う。

「勝てると思っていた九回裏に、逆転されて泣いた時のグランドの香り。」
「サルバドール・ダリの絵の中の、グニャリと曲がった時計のような、難解な香り。」

う〜ん、やっぱり香りって、表現するのが難しい。

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