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2007年4月23日 (月)

たかが薬味のネギ。されど、、、。

 剣豪、宮本武蔵は、吉川英治の小説で有名だ。

 彼は名の知られた柳生石舟斎との試合を望んで
 柳生の地を訪れる。
 しかし、石舟斎には、相手にもされない。
 ある時、別の人物に当てた手紙に添えられた
 シャクヤクの枝の切り口を見て、
 武蔵は驚く。

 花も散らさず、その柔らかい枝を切れるのは、
 相当の使い手であった。
 その鋭い切り口を見て、石舟斎というのは、
 自分には到底かなわない相手であることを、
 武蔵は悟るのだ。

 へえ、花の切り口でね。

 さて、話はかわって、そば屋のネギの話。

 子供の頃、そば屋の薬味のネギを、電灯に透かしてみて、
 よく、こんなに薄く切れるものだと感心した覚えがある。
 さて、そば屋になった今、
 そのくらいのネギが切れるのが当たり前になってしまった。

 かなり、厚めのネギが出されるところもあるが、
 私は、薄くて、よく晒してあるネギを薬味に使うのが好きだ。
 これから時期は、ネギが辛く、また固くなるので、
 水の晒し方に注意している。

 でも、その切り口である。

 そば屋へ入って、薬味に盛られたネギを見て、
 「うむ、さすがじゃ。できるのぉ。」
 と唸ったり、
 「まだまだじゃのぉ、はっはっは。」
 と笑われたり、
 そんな、宮本武蔵のような人は、
 まさか、、、、、、いないよね。

 、、、、、、居たりして。

 どちらにしろ、
 たかが薬味のネギを切るぐらいと、あなどれないのだ。
 そういうところも、きっちりと仕事をしなくては。

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