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2007年2月15日 (木)

カナダでそばの品種改良。

カナダで研究開発されたそばの品種で「KOMA(コマ)」というものがあるらしい。

カナダは、安い中国産に押されるまで、日本のそばの主要な輸入先だった。
そばを食べる東欧からの移民が多かったので、けっこうそばの栽培が盛んなのだって。

そばの安定供給のために、日本の商社や業界団体が後押しもしているせいもあり、そばの品種改良などの研究が行われている。

そばと言う植物は、栽培植物として、決定的な欠陥を持っている。
それは、ヘテロスタイリーと呼ばれるものだ。
前にブログで書いたのでご参照を

この性質があるために、そばは他家受粉、つまり、虫などによって花粉を運ばれないと、受粉しない、実にならないのだ。
いくら花がたくさん咲いても、そのすべてに実の付くわけではない。
それが、そばの反当たりの収穫量をすくなくしていたり、天候による収穫量の不安定さの原因であったわけだ。

ところが、このカナダで開発された品種は、すべてではないが、自家受粉で実をつけることができるという。
これは、遺伝子組み替えなどの操作ではなく、様々な性質のそばをかけ合わせてつくったものだという。

それによって、単位面積辺りの収穫量が増え、計画的な栽培が出来ると言う。

ふーん、そばの世界でも、そんな品種改良が続いているのだね。

もっとも、米だって、長い間の品種改良によって、病気に強い、寒さに強い、多収穫の稲が作られてきたのだ。
そばだって、そんな改良が行われていっても不思議ではない。

でも、コレを開発したのは、カナダの企業。
今の時代、特許だとか権利だとか、そんなことが普及に及ぼす影響は大きいことと思う。
日本でも、そういう研究をしているはずなのだけれど、ちっとも耳にしないな。

遺伝子組み替えのような方法は嫌だけれど、そばも進化していいと思う。
もっと、多収穫の、良質の成分を持つそばが普及されれば、また、そばの世界も変わってくるかもしれない。

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コメント

日本商社の後押しは、ドキュメントで読みましたが、本当に良質な、安定的な、ものを求めているのか? ということでは、疑問を感じました。自然の摂理を害しない、改良改善は、これからさらに必要ですし、切望したいところです。。

投稿: たく | 2007年2月15日 (木) 23時44分

この時代、新しい品種は、それが画期的であればあるほど、厳密な出荷管理が行われることでしょう。
結局、権利を持った種子会社や商社が儲かるようにできているのでしょうね。
アメリカの種子会社のように、それを管理するための農薬とセットで販売するような商売はしてもらいたくないですね。

投稿: かんだた | 2007年2月16日 (金) 07時35分

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