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2007年1月30日 (火)

題名が「漂泊」のつもりが、あれ「漂白」になっている、、、!   

  分け入つても分け入つても青い山

種田山頭火は、大正から昭和の初めにかけて活躍した俳人。

彼は裕福な家に生まれるが、母の自殺、家業の破産、自らの事業の失敗、妻子との別離など、波乱にとんだ半生をすごす。
やがて出家得度し、つまり、坊さんになって、全国を放浪し、俳句一筋に生きたそうだ。

その俳句は、俳句の決まり事である季語や、五七五の定型を無視した自由律俳句。
漂泊と孤高の精神を表現し続けている。
根強いファンのいる俳人だ。

彼はお酒が好きで、いく先々で、酒の上での失敗を繰り返していたらしい。
きっと、今会えば、へんな酔っ払いおじさんだったのかもしれない。

さて、鬼無里(きなさ)に住む、彫り物をやっている高橋敬造さんのところへ行ったら、居間のところに変なものがある。
高橋さんは、木のそのままの姿を生かして、彫り物を作るのが得意だ。
「手打ちそば屋 かんだた」では、入り口の額を彫ってもらったり、壁にはる字を書いてもらったりと、大変お世話になっている。

Santouka1それは木のこぶのの膨らみを利用して作ったもの。
そこから伸びた枝を足と杖にして、人が歩いているように見える。
その人の顔は、眼鏡をかけた平たいオデコをしている。
手に托鉢の鉢を持ち、背中には菅笠が。

あれっ、これって、
「山頭火」じゃないか。

高橋さんに聞いたら、そうだという。
山頭火をイメージして作ったのだという。

「これは、気にいっているから、手離さないよ。」
そう言う高橋さん。
「これは、いいよ、面白い。
 せっかくだから、もっと大勢の人に見てもらおうよ。」
そう説得して、その作品を預かってきたのだ。

Santouka2うん、実にうまくできている。
漂泊の詩人の雰囲気が、どことなくユーモアを感じさせながら伝わってくる。
自然の木に、ちょっと手を加えただけなのに。

俳句を好きなお客さまに見せたら、
「 う〜ん、背中がいいですね。
 後ろ姿が、、、、、。」
とおっしゃっていた。

一つ場所に落ち着くことができず、放浪を続けた「山頭火」。
そういえば、こんな句もあったな。

  うしろすがたのしぐれてゆくか

では。

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コメント

本文と関係なくてスミマセン。
ボクのブログにトランス脂肪酸について、少しばかりアップしました。勝手に貴殿のブログにリンクを張ってしまいましたこと、事後承諾で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。。

投稿: たく | 2007年1月31日 (水) 23時13分

こちらこそ、リンクで紹介して頂き、ありがとうございます。
トランス脂肪酸について、よく調べられましたね。
知らない、、、てことは、恐いことなのかもしれない。

投稿: かんだた | 2007年2月 1日 (木) 07時46分

ありがとうございます。そうおっしゃって頂ければ救われます。
これからもよろしくお願い致します。。

投稿: たく | 2007年2月 1日 (木) 18時07分

こちらこそよろしくお願い致します。ぺこり。

投稿: かんだた | 2007年2月 2日 (金) 07時15分

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