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2006年12月 1日 (金)

「火あぶり」

 善光寺の三門の手前右側に、大きなお地蔵様が安置されている。身の丈二メートル半を超える、優しいお顔の立派な仏様だ。
 これは「ぬれぼとけ」と呼ばれており、八百屋お七の冥福を祈って、吉三郎が建てたとの言い伝えがある。

 えっ、八百屋お七って誰だって。
 それでは説明して進ぜよう。えへん。

 今からさかのぼること三百年と少し前。正確にいうと1682年の暮れ、江戸本郷の八百屋の娘、お七は、大火で焼け出され、一家そろって近所の寺に避難する。そこでそこの寺の小姓である吉三郎と、いい仲になってしまう。
 さて、年が明けて新しい家に移ったお七の一家だが、お七は吉三郎のことが忘れられない。火事にあって巡り会ったのだから、また火事になれば、きっと会えるに違いない。
 そう思ったお七は、町家に火を放ってしまったのだ。恋しい人に会いたい一心でね。

 当時は火付けは重罪。わずか16才のお七は、鈴が森の刑場で「火あぶり」にされてしまったのだ。

 恋のための一途な行動が、極刑をもって処されたということで庶民の同情をかい、浄瑠璃や歌舞伎で演じられるようになったんだね。

 でも、善光寺の「ぬれぼとけ」が建てられたのは1722年。史実は違うらしい。この話はあくまでも伝説の世界の話ようだ。

 

Hiaburi  ということで、「手打ちそば屋かんだた」の冬の新メニューはこちら。
 どうして、こういうネーミングになってしまうのだろうか。

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