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2006年8月29日 (火)

風を知る草。

Fuutisou2 「手打ちそば屋 かんだた」の入り口に置いてある小さな鉢植え。緑が初秋の日差しの中で引き立って来た。
 この草の名は「風知草」。そう、風を知る草なのだ。

 この草は日本原産。長野では、ちょっとその辺の山に行けば、簡単に見つけられそうな草だ。学問的に言っても一属一種。貴重な植物だ。

 葉が風にそよぐ姿が、古くから通人に好まれたらしい。最近のガーデニングブームで、ヨーロッパでこの草の人気が高まり、逆輸入された鉢植えが高価で売られている。
 もともと日本のものなのにね。

Fuutisou3 この草の特徴は、葉が裏返っていること。
 つやつやと光ってみえる葉は、実は裏側で、本当の表は反対側の白い方なのだって。だから「葉裏草」ともよばれるらしい。

 イネ科の植物なので、これから秋には、目立たないような小さな穂をつける。そして秋には枯れてしまうのだ。

 もう何年も、この鉢を育てて来た。
 店の前の、狭い路地の、わずかな風にもそよぐ「風知草」。その繊細さにひかれている。

 「風知草」
 風を知る草。
 その名前だけで、なぜかロマンチックなものを感じてしまうのは、なぜなのだろう。

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